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池袋東口法律事務所
1.離婚書面の作成例
(1)離婚協議書
下記は離婚協議書の例です。
書類を作るというのは素人にはなかなか大変で、意味もよくわからないかもしれません。
けれど、簡単な言葉でいいですから、「いつ」、「誰が」、「誰に」、「何を」、「どうするか」、2人で約束したことを紙に書いて、署名しておくことをお勧めします。
赤字の部分が、特に重要!
離婚協議書
磯部太郎(以下、甲という)と妻花子(以下、乙という)は離婚について以下の通り合意した。
記
第一条 甲と乙は、協議離婚することを合意し、離婚届に各自署名押印した。
第二条 甲乙間の長男一郎(平成十五年一月七日生まれ、以下丙という)の親権者を乙と定める。甲は乙に対し、丙の養育費として、平成十八年四月から丙が二十歳に達する日の属する月まで、毎月三万円ずつ、毎月末日限り乙指定の丙名義の口座に振り込み送金して支払う。
上記養育費は、物価の変動、その他事情の変更に応じて甲乙協議の上増減できるものとする。
第三条 甲は乙に対し、離婚による金銭の財産分与として、金二百万円を支払う。支払期限は平成十八年四月末日限りとする。
第四条 甲は乙に対し、離婚による現物の財産分与として、甲所有名義の後記土地及び建物を譲渡し、離婚届が受理された日から十日以内に、乙のために財産分与を原因とする所有権移転登記手続をする。
第五条 甲は乙に対し、離婚による慰謝料として、金百万円を支払う。支払期限は平成十八年四月末日限りとする。
第六条 乙は、甲に対し、甲が毎月一回丙と面接交渉することを認める。面接交渉の日時、時、場所、方法は、丙の福祉を害することがないように甲乙互いに配慮し協議し決定する。
第七条 甲と乙は、本件離婚に関し、本離婚協議書に定めるもののほか、なんらの請求をしないことを相互に確認する。
第八条 本離婚協議の成立を証するため、本書二通を作成し、甲乙署名押印の上、各自一通を保有する。
記
土地の表示
所在 東京都杉並区今川二十五丁目
地番 141番5
地目 宅地
地積 157平方メートル
建物の表示
所在 東京都杉並区今川二十五丁目141番5
家屋番号 141番5
種類 居宅車庫
構造 木造一部コンクリート造亜鉛メッキ鋼板葺2階建
床面積 1階 51平方メートル
2階 31平方メートル
平成十八年三月十日
甲 住所 東京都杉並区今川二十五丁目141番5号
氏名 磯部太郎 印
乙 住所 東京都杉並区今川二十五丁目141番5号
氏名 磯部花子 印
土地、建物の表示は、不動産を特定するために必要です。登記簿に書いてあることを写せばいいのですが…難しいですか?
その他、不安な方は行政書士や弁護士に相談して下さい!
なお、相手が誠実に約束を守る人なら、このようなきっちりとした書類を作らなくてもいいです。
しかし、万一、離婚届を出した後、「そんな約束をした覚えはない」といわれるとやっかいです…。
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