5.知っ得!?戸籍と苗字!
★チェックポイント!戸籍と苗字
・子供と親と苗字バラバラ
離婚で旧姓に戻ると、そのままでは子供と苗字が別になる!
親権を取ったなら、子供の苗字を変える手続をしよう!
でも、子供の苗字を変えると、子供がイジメられたりするかもしれないし…。
そんな時はタイミングを見て!子供の苗字はいつでも変えられる!(親は離婚の時しかダメ!)
…例えば、子供の学校卒業の時に変えるのはどう!?
・便利で恐い、戸籍
「親に隠し子がいるんじゃないか??」
「妻が年齢を詐称しているんでは??」
心配な人は、戸籍を調べれば、『真実がわかることが多い』です。
ただし、調べた結果ショックを受けることになっても、もちろん当サイトで責任は負えません…。。
(なお、真実が『わかることが多い』というのは、つまり、そもそも戸籍は役場に届出をして作られていくわけですが、その届出自体が嘘だったりしたときに、戸籍に嘘が書かれるということが稀にあります。そういうとき以外は、真実が書かれている、ということです。)
なお、無関係な人の戸籍を見ることはできません。プライバシーです。
・実は戸籍にあまり意味はない?
離婚歴があることを「バツいち」といったりしますね。あれは、離婚すると戸籍にバツがつくことが由来なのです。
なんか、いやな感じですね。バツがつくなんて、戸籍上で人格が否定されるみたいな気もしないでもないですよね。
ところで、そもそも戸籍って重要なのでしょうか。
確かに、届出上の正確な生年月日はわかるし、結婚・離婚暦もわかります。子が生まれたとか、養子を取ったとか、そういうこともわかります。
そういった事実を正確に表す意味では、重要といえます。特に、人が死んで「相続」の時には、戸籍が役立ちます。
ただ、逆に言えば、それだけのことだとも言えます。
つまり、戸籍がどういう形になっていようが、本来の法的な親族関係に何か変化があるわけではないのです。
例えば、離婚で自分と自分の子の戸籍が別になったとしても、それ自体で、法的な親子関係がなくなるわけではありません。親子は親子のままなのです。
ですから、あまり深刻に悩むことはないのです。もし悩んだとしても、どうこうできるという話でもないですしね。
特に昔の人に多いのですが、世間には戸籍をとても大切に考えている人がいます。これは戦前の「家制度」という古い制度のなごりなのだと思いますが、今はもう制度が違うので、そういう考えは、ある意味で誤解に過ぎません。
そして、戸籍は、他人に見られることもほとんどないし、戸籍がどうなっていようが、日常生活に関係することはまずあり得ません。学校の入学や就職で「住民票」が必要なことはわりとありますが、「戸籍謄本」がいる、ということはあまりないですね。
そういうわけですから、実際に世の中には自分の戸籍なんて見たこともないし、どうなってるかもわからない、という人が大勢います。(もしかすると、あなたも見たことないのではないですか?)
ですから、あまり気にする必要もない、というのが実際のところなのだと思います。
別に戸籍にバツがあったって、何の問題もありませんよ。気にしないことです。
ただ、離婚のときだけは姓の変更の問題がありますから、そこだけ注意して下さいね。
・離婚歴は戸籍に残る
離婚の事実は、戸籍に残ります…。
しかし、離婚の事実を一見わからなくすることはできます!
違う市町村に本籍を「転籍」すると、新しく戸籍が作られるのですが、その時、離婚の事実は新しい戸籍には記載されません。
すると、新しい戸籍だけ見ると、離婚暦がなくなるのです!!
ただ、元の戸籍には離婚の事実が残るので、万一、調査されるとバレます!?
どうですか?人生に嘘はつきもの…。事情によっては離婚歴がないことにするのもアリとは思いますが…。
ただ、いくら戸籍をごまかしても、周りの人にもナイショにしてもらわないといけませんしね。大変です。
やはり堂々とするのが一番でしょう。いまどき離婚なんて珍しくも恥ずかしくもない!!