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池袋東口法律事務所
２．Q＆A
(1)旦那から調停の申立てが…
Ｑ．
先日、旦那から調停の申し立てが届きました。調停？と思いました。まだ話しあいもしていないのに。何故申し立てられたのかわかりません。
私は子供を生みそのまま実家にお世話になっています。旦那から妊娠中に暴力、暴言、結婚して一度も生活費をもらったことがありません。金銭感覚の違い、性格の不一致。また義母からの精神的暴言で苦しんできました。
子供の為にと我慢してきましたが、こんな環境の中で育つ子供の方に被害が加わるかもしれないと思い、話しあいをしようという矢先の事でした。
調停を申し立てられたなら仕方がない…と思いますが、いろいろサイト等で調停の事を調べましたが、ほとんどが相手側（私）が悪い風な事が書いてありました。やはり調停委員の方は申立人の方を肩をもつ形になるのでしょうか？また、暴力の証拠がない場合は信じてもらえないのでしょうか？
Ａ．
まず、調停というのは、ただ話し合いをするというだけで、申立てられた人が悪いとかいうことではありません。どちらも悪くないことがありますし、申立人が悪いこともあります。調停委員は双方の言い分を聞いてくれ、調停は公平です。
(なお、他のサイトの記載は、おそらく、調停を申立てる人の側に立って書かれているので、相手方が悪いという論調になりがちなのでしょう。)
調停は、少なくとも制度的には、裁判と同じく、公平なものです。調停委員は法律の専門家ではない場合もありますが、両者を公平に扱うことについて裁判所内で研修を受け訓練しています。経験豊富な方も多くいて、両者にとってよい解決ができることがよくあります。
次に証拠については、あるにこしたことはないですが、なくてもかまいません。話に信憑性があれば、証拠がなくても大丈夫です(それが調停のいいところです)。なお、ケガがまだ残っているなら、今からでも診断書を取れば証拠になるでしょう。
調停では、今までの出来事や不満を率直に話して、調停委員の話を聞きながら、ゆっくり今後のことを考えると、どういう結果になるにせよ、お互いにとっていい調停になるでしょう。
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